エックスサーバーとコアサーバーの徹底比較!
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比較
ここでは、レンタルサーバー利用の上級者に人気があり、よく比較対象となるエックスサーバーとコアサーバーを徹底的に比較してまいります。
比較を基に、両サービスの違いや魅力をより深く知っていただければと思います。
■サービスの詳細
エックスサーバーとコアサーバーの比較表
比較表について
ここでは、エックスサーバーとコアサーバー違いを比較表にして記載します。
両サービスの主な違いを記載しています。両サービスともに比較的機能性の高いサービスですから、独自ドメイン/CGI/PHP/.htaccess/共有SSL/FTPSのような機能にはいずれも対応しています。
■比較表(全プラン)
まずは、両サービスの全プランの概要を様々なポイントから比較してまいります。
ざっと見渡してわかるように、ディスク容量や転送量制限についてエックスサーバーの方がスペックが高い一方、コアサーバーの価格がその分安くなっています。一方、MySQLについてはコアサーバの方が多く使えます。
安定性については、エックスサーバーの方が定評があります。コアサーバについては「収容されるサーバにより当たり外れがある。はずれを引くと安定性がよくない」というユーザの声が多くあります。私が聞く限り、「運よく安定性の高いサーバに収容された」という声はほとんどないので、安定性を求めるのであればエックスサーバーを選ぶとよいでしょう。さらにエックスサーバーは、万が一「はずれを引いた」場合にも無料でサーバ移動できる機能も備えています。
サポートに関しては、エックスサーバーは電話サポートがあるだけでなくメールサポートの丁寧さやレスポンスの速さにも一定の評価がある一方、コアサーバ側はその点、あまり評価は芳しくありません。あくまで自分でたいていの問題を解決できる上級者向けのサービスであるため、初心者は勿論、ある程度自分で問題解決できる中級者でも利用は難しいかもしれません。サービスとしても、上級者以外は突き放している感もあります。(上級者が使ってください、という感じです。)
コアサーバーの見逃せない点は「その他の特色」にも書きましたが、「許容負荷率」と月額200円から使える破格の独自SSLです。他社では場合によっては年間数万円から数十万円することもあるこの機能を超低価格で使うことができます。
許容負荷率という概念は、コアサーバー以外では聞いたことがない概念です。簡単に言うと、転送量制限として保証するのは「月○○GB」までだが、「許容負荷率」の範囲はベストエフォートでの提供をする、ということです。つまり、コアサーバ最上位のプランであるCORE-Cプランの場合、転送量制限(保証している範囲)は1,000GB/月ですが、本プランの許容負荷率(4000%)まで計算にいれると、(飽くまでベストエフォートで他ユーザの利用によってかわりますが)、最大で40,000GB/月まで許容される – ということになります。
中級者以上にひろくすすめられるのは、まず間違いなくエックスサーバーですが、格安独自SSL・許容負荷率などを考えるのであれば、コアサーバーも外せません。
安定性に期待できない – と言われることもあるコアサーバーですが、それでも根強い支持があるのは、この点にあるのでしょう。スペックに対して、この低価格も魅力です。
■比較表(X10プラン/CORE-Bプラン)
次に、エックスサーバーで最安のX10プランと、X10プランともっとも月額料金が近いコアサーバーCORE-Bプランを比較します。
両方とも、価格が抑えられており、コストパフォーマンスが非常によいプランといえます。
サービス全体で比較するよりも、両サービスの違いが鮮明にわかります。
スペック的にみると、数値面ではCORE-BプランがX10プランをほぼ凌駕しています。転送量制限では、一見X10プランの方が上ですが、CORE-Bプランの500GB/月は、「許容負荷率最大1,000%」まで計算に入れると、(上述の通りベストエフォートですが)最大で5,000GB/月まで許容されることになり、この点でもCORE-Bプランの方が上だったりします。
ただし、安定性の高さや「確実な」転送量制限はX10プランの方が上ですし、サポート品質はエックスサーバの方が期待できますので、もし個人的にどちらを選ぶかと言われるとX10プランを選択します。ただ、予算があまりなくて、大容量のファイルをたくさんホームページに掲載する、しかも趣味で利用する – といった条件が重なれば、私でもCORE-Bプランを検討します。
総評
エックスサーバーとコアサーバーの違いははっきりしています。
いずれもスペックの高いサービスであることには変わりがありません。
ただし、コスト比で考えると、コアサーバーの方が上です。コアサーバーのコストパフォーマンスは国内共用レンタルサーバーの中で屈指です。
一方、エックスサーバーは、スペックの高さもさることながら、その安定性やサポート品質も高く、それだけに多くの利用者を抱える人気サービスとなっているわけです。エックスサーバーはスペックが高いだけでなくユーザが安心して使える(勧められる)優等生的なサービスといえます。
多くのサイトでは、安定性などの面からコアサーバーよりエックスサーバーを必要以上に高く評価する向きもあります。私自身、人にどちらのサービスを勧めるか(あるいは自分でどちらを使うか)と言われれば、安全性をとってエックスサーバーをとりますが、コアサーバーにもエックスサーバーにはない価値があります。
ですから、どちらを取るかはやはり、「どういう意図で何に使うか」という価値観によるわけです。
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